渋谷裕子

渋谷裕子(しぶや ゆうこ) 准教授

略歴

  • 1981年 慶應義塾大学文学部卒業
  • 1985年 慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了
  • 1981年から1983年まで中華人民共和国南京大学歴史系に留学
  • 2015年4月より現職

研究・教育

 専門分野は中国社会史で、中国農村における基層自治組織の歴史的変遷を研究課題としている。主に安徽省南部の徽州地方をフィールドとして、明清期から現代における農村内の天然資源等の地域的共同使用(ローカルコモンズ)や生活上の必要から生まれた自律的な互助組織のあり方について、同地方に残された大量の地方文書(じかたもんじょ)の分析と現地調査の両側面から検討している。特に森林保護政策に関心があり、森林経営に関して、地域社会内における「公」(地方自治体等)と「共」(農村の自治組織)と「私」(個人)の三領域がどのように関わってきたのか研究を進めている。

 最近は中国江南地方の各地の農村で復活している伝統祭祀についても興味がある。祭祀を媒介として同郷、同族ネットワークが形成される過程や農村の祭祀運営組織が内包している秩序維持のメカニズムについて探っていきたい。

 理工学術院では中国語(初級、中級)の他に「地域研究:中国」、「東アジア文化研究」を担当している。

早稲田大学研究者データベース

https://w-rdb.waseda.jp/html/100000656_ja.html