社会文化領域履修モデルの概要

履修モデル認定制度とは

 履修モデル認定制度とは、A1群(複合領域科目)とA2群(初修外国語)の科目を対象とした8つの履修モデル(「知財、産業政策、科学技術、環境」、「政治経済、社会生活、心理」、「文化・言語・地域」、「ドイツの文化と社会」、「フランスの文化と社会」、「中国の文化と社会」、「スペイン語圏の文化と社会」、「ロシアの文化と社会」)に即して履修した学生を認定する制度です。それぞれの履修モデルに定められた必要単位を修得し、手続き期間内に申請すれば、理工学術院から認定証が発行されます。

 皆さんはA群科目をどういった観点で選んでいる(あるいは選ぼうとする)でしょうか。興味関心の赴くままに受講する人が多いのではないでしょうか。あるいは〈とりやすさ〉という点から科目選択を行う人もいるかもしれません。

 確かに興味関心のおもむくまま科目を選択することで、一定の視野が広がることは否めません。しかし単に興味関心のある科目をつまみ食いするだけでは、散漫な学修になりかねません。

 そうした状況に陥らないようにするため、さまざまな分野やテーマを幅広く学ぶ〈多様性〉に加え、特定の分野やテーマについて深く学ぶ〈専門性〉をも考慮して履修モデルを設定しました。

 A1群科目(複合領域科目)は、「産業政策」、「科学技術」、「社会・生活」、「文化・言語・地域」などの分野ごとに、主に初学者向けの綜合科目・基礎科目と、より高い水準の特論科目を用意することで、ある分野やテーマを系統的に理解することが可能となる仕組みになっています。それぞれの科目がどの分野に属しているのかは、分野別A1群科目一覧のページ、または学部要項で確認できます。

 A2群科目(初修外国語)も、それぞれの外国語とリンクしたA1群科目(「各国語文化入門」や「地域研究」)が用意されており、あわせて学ぶことで、より深い理解が可能な仕組みとなっています。

 履修モデル認定制度には、学生のみなさんが、視野を拡げて幅広く学んだり、専攻分野の補強や応用につながる分野を系統的に学んだり、あるいは新たな分野の学修に挑戦したりするためのガイドラインとしての意味もあります。ぜひ積極的にチャレンジして、新たな展開の糸口をつかんでください。

※ 履修モデル認定の申請は、卒業生でも可能です。